おなかの味方 らっきょう漬
初夏に見かけるらっきょうは実はユリ科ネギ属の野菜です。玉ねぎと同じ分類になります。
すぐに芽が伸びだすので手早い処理が必要ですが、体に良い成分がたっぷりです。
今回はらっきょうの漬物の定番である甘酢漬をご紹介します。

らっきょうの栄養
らっきょうには独特の刺激臭がありますが、これは硫化アリルといって玉ねぎにも含まれる成分です。この硫化アリルはビタミンB₁の吸収を助け、疲労回復に効果があります。
食物繊維も豊富で、生らっきょうでは100g中20.7g含まれます。食物繊維は腸の活動を促進し整腸作用があります。
らっきょうには水溶性食物繊維も多く、血糖値やコレステロール値の上昇抑制に効果があります。
らっきょうを甘酢漬にしたときの食物繊維は100g中2.9gですが、それでもキャベツやレタスよりも多い量です。食物繊維の多くが水溶性ですので、甘酢漬にしたときなどは漬けた液もいっしょに摂取するといいですね。
いずれの数値も「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」から引用しました。
らっきょうを漬ける
らっきょうの甘酢漬(直漬け)をご紹介します。らっきょうを一旦塩漬にするのではなく、いきなり甘酢漬にする漬け方です。塩漬・塩抜きの手間が省けて、簡単に漬け上がります。
今回用意するのはらっきょう(泥付き)1Kg と、甘酢漬の材料です。

泥付きらっきょう —————- 1Kg
砂糖 ——————- 200g
酢 ——————- 500ml
塩 ——————- 30g
唐辛子 ——————- 適量(今回は3本)
保存用の容器
らっきょうは先と根の部分を軽く落とし、薄皮をむいてよく流水で洗います。少々手間がかかりますがここが大事な作業です。

甘酢の材料を鍋で加熱しながら作り、冷まします。処理したらっきょうを保存容器にいれ、甘酢を注ぎます。

調味液が大体でよいので上がったら、フタをして約1ヵ月で甘酢らっきょうの完成です。たまにガスが出るので2~3日置きにフタを開けてガス抜きをして下さい。

甘酢漬けに使っている「酢」も血圧を下げたり、疲労回復に効果があります。らっきょうだけではなく、甘酢の方もいっしょにいただくと良いですね
詳しい漬け方は漬物カフェでご紹介しています!ぜひご覧ください。
https://www.tsukemonocafe.com/本格メニュー/らっきょうの甘酢漬け-直漬け/
そのほかの色々な種類のらっきょう漬を漬物カフェでご紹介しています!
ぜひご覧ください。

https://www.tsukemonocafe.com/野菜別メニュー/らっきょう漬物/
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