地方の漬物 緋のかぶら漬 「愛媛県」
漬物情報発信の一環として、今回は愛媛県の漬物をご紹介します。
愛媛県は緋のかぶら漬が有名です。緋のかぶら漬のルーツは380年前、当時の松山藩主蒲生忠知(がもうただちか)が、近江の日野から蕪をとりよせ、栽培させたのが始まりだといわれています。

緋のかぶら漬は緋のかぶらを塩漬後、橙(だいだい)酢やかぼす酢と砂糖で味付けしたものです。かぶらのアントシアニンが酢と反応して、鮮やかな緋色に漬け上がります。
緋色とは古来の赤色の染料である茜の根で染めた色で、やや黄色みのある鮮やかな赤色だそうです。
平安時代から使われている伝統色で、高位の色に当たるそうです。確かに伝統的は高貴な色合いですね。
引用元:伝統色のいろは 緋 より
かぶら漬独特の歯ごたえ・風味を楽しめます。かぶら漬好きにはたまらない逸品ですね。
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