ピクルスを食べて、夏を乗り切る!
暑い日がまだまだ続きます。夏バテ防止にもなるピクルスについてご紹介します。

ピクルスは主な原料として、酢・砂糖・塩を使います。特にピクルスは酢の使用量が他の漬物に比べて多いので、酢の効能が期待できます。
酢の主成分は酢酸です。この酢酸が体の健康効果に色々作用します。
まずは、高血圧の改善。酢を摂取すると、主成分である酢酸が細胞に取り込まれ「アデノシン」という物質に変化します。
このアデノシンという物質が血管を拡張して、血圧が下がると考えられています。

また、酢酸の摂取による疲労回復・カルシウムの吸収を助けたり、血中コレステロール値を下げ、血糖値の急激な上昇も押さえてくれる効果があるそうです。(NHK科学・環境番組部、主婦と生活社「NHKガッテン!」編集班 「発酵パワー全開おかず」「酒かす」「ヨーグルト」「酢」「みそ」「ぬか」より)
その他に、酢には殺菌・防腐作用があり、食材の生臭さをやわらげる働きがあります。
酢を摂取するには、酢を使った料理を食べればよいといううことになりますね。
今回は酢をたっぷりと使ったピクルスの作り方をご紹介します。
ピクルスの調味液を作りましょう!
ピクルスの基本的な調味液を作ります。この調味液を使えば、色々な野菜のピクルスが簡単にできます。

材料を準備します。
水 ——————- 300㎖
酢 ——————- 300㎖
砂糖 ——————- 150g
塩 ——————- 10g
唐辛子 ——————- 1本
ローリエ ——————- 2枚
粒胡椒 ——————- 10粒
保存用の容器

上記の材料を混ぜて、軽く煮立たせます。
酢は煮立たせると成分がとびやすいので、最初は酢以外物から熱して、最後に酢を投入して軽く煮立たせるのが良いと思います。
軽く煮立たせたら、冷ましておきます。
※ピクルスを漬ける日ではなくとも、あらかじめピクルスの調味液を作って、冷蔵庫で保管しておけば、いつでもピクルスを作る事が出来ますね!
これで、ピクルスの準備ができました!
野菜をピクルスの調味液に漬けます
今回は大根・人参・胡瓜・パプリカの野菜でピクルスを漬けてみます。

材料の一覧です。
大根 ————— 適量
胡瓜 ————— 適量
人参 ————— 適量
パプリカ ————— 適量
塩 ————— 適量
ピクルス調味液 ———— 適量
保存容器
※保存容器に合わせて材料の量を調整して下さい。

材料が漬かりやすく、お召し上がりになる時に食べやすいような太さに切り分けます。
大根・人参等は漬かりやすいように、四つ割り・八つ割り等にして下さい。
パプリカも食べやすい大きさにカットします。
胡瓜はそのままで結構です。


カットした大根・人参と胡瓜に軽くひとつまみの塩を振り板ずりします。20~30分程度寝かせます。

保存容器に入るように野菜をカットして、ピクルスの調味液を注ぎます。
ピクルス調味液はたっぷりと注ぎます。今回は約400㎖使用しました。
残ったピクルス調味液は、次回に漬けるために冷蔵庫で保存してもいいですし、サラダのドレッシング代わりとしても使えますね。
半日~1日冷蔵庫でねかせればピクルスの完成です!

ピクルスを食べることで、酢の効用と各野菜の栄養摂取が期待されますね。
サラダ感覚で召し上がれます。サンドイッチにも合います。ピクルスを食べて、酷暑を乗り切りましょう!
他にも詳しいピクルスの漬け方をこちらのサイトでご紹介しています。
https://www.tsukemonocafe.com/本格メニュー/ピクルス/
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